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【レーザ加工】銅の微細溶接

銅の微細溶接のニーズ

近年、電気電子制御技術の発展に伴って、自動車や電気デバイス、医療デバイスをはじめとする様々な分野において電気的接触を目的とした導電部品の接合の需要が高まっています。このような用途に用いられる接合には加工コスト、接合性能、量産性が極めて重要なポイントとなります。

そこで期待が高まるのが、優れた導電性能を有する銅の微細溶接です。

 

銅溶接の難しさ

銅はその導電性能と同時に非常に高い熱伝導性能(16W/m・K)を有しています。この数値は鉄の約6倍、ステンレスの約24倍にも及びます。そのため、多くの溶接方法では溶接のために局所的に加えられた熱が母材全体に拡散し、溶接材料が十分に溶解しないため、接合不良の原因となってしまいます。

そのまま熱を与え続けると、銅の熱膨張特性及び収縮特性から変形が生じる可能性があります。その結果、冷却時には収縮歪みが溶接部に集中し、割れや変形へと繋がってしまう危険性があります。

一般的にレーザ溶接は、そのスポットの小ささから非常に小さな部分にもアプローチ可能で、優れた溶接方法の一つです。

しかし、銅の反射特性を考慮すると問題が生じます。例えば、1064nmの波長における反射率は90%にも及び、非常に反射しやすい材料であると言えます。反射しやすいということは、それだけ熱が材料に吸収されないということですので、加工効率が悪くなります。

 

532nm波長(緑色)レーザ溶接機

上記で述べた反射率の問題を克服するためには、532nm波長(緑色)レーザを用いることが効果的です。532nm波長レーザの銅への反射率は45%と、1064nmレーザに比べて十分に低く抑えることが可能となります。

532nm波長レーザで溶接を実現するには大きく2つの方法があります。

1つはQスイッチを用いた方法です。短時間で大きなパルス発振をさせて高いエネルギーを与えます。それでも、溶接をするには、十分なパルスエネルギーが得られないことが問題となります。

もう一つは比較的長いパルス幅のYAGレーザを用いる方法です。この方法ではピークパワー1.5kWの532nmレーザを最大5msのパルス幅で出力します。この条件では、350μm厚の銅の溶接を実現できた例もあります。この方法のもう一つの利点はYAGレーザの特性から、光ファイバを通しての輝度の低いレーザパルスの伝送が可能となることです。これにより、レーザの取り回しが容易となり、不安定性の原因となる溶接中心におけるホットスポットの発生を阻止することが可能となります。

 

応用例

銅の微細溶接には様々な応用例があります。

  1. 半導体の相互接続
  2. 平面と円柱の終端接続

レーザビームの低い輝度が利点となり、部品の突き合わせ許容範囲が広がります。そのため、ワイヤの円形の表面と平坦な端子との結合において、信頼性のある溶接を実現できます。

  1. ワイヤと平面端子との接合
  2. リードフレームの接続

非接触方式のレーザー溶接は量産に最適であるため、品質及び速度が重要視されるリードフレームの生産においては非常に有効な手段となります。

 

参考文献

  1. レーザーによる銅の微細溶接
  2. 銅の微細レーザ溶接における光吸収特性と溶け込み深さの安定化に関する検討
  3. 銅の溶接が難しい理由と銅の溶接事例

【加工】電子部品の微細レーザー溶接

はじめに

電子部品の微細レーザー溶接は、微細な部品や材料を高精度で接合するための技術です。このプロセスは、レーザー光を使用して熱源を提供し、被溶接部材の一点に熱を集中させて加熱することで材料を溶かして、接合を行います。電子機器の製造や微細機械部品の組み立てでは、この技術が広く使用されています。

電子部品の微細レーザー溶接

原理

以下に、微細レーザー溶接の基本的な要点を説明します。

レーザー光源 : 微細レーザー溶接には、通常Nd:YAGレーザーやファイバーレーザーなどの高出力レーザーが使用されます。これらのレーザーは、高エネルギーの光を非常に小さなスポットサイズに集中できるため、微細な溶接に適しています。

光吸収 : 溶接を行う材料は、使用するレーザー光の波長によって異なる吸収特性を持ちます。適切な波長を選ぶことで、被溶接材料が効果的に加熱されることが保証されます。金属材料では、532nm,  355nm などを用いると、効率的です。

スポットサイズとエネルギー制御 : レーザービームのフォーカスを微細に調整することで、狭い範囲に高エネルギーを供給できます。これにより、微細な部品や接合部を精密に溶かすことができます。光学系や使用するレーザー波長によりますが、数十µm程度の微細スポットを実現することもできます。

溶融と冷却 : レーザー光によって被溶接部材が溶けた後、冷却が必要です。適切な冷却方法を使用して急速に冷却することで、材料が正しく結合し、強度が確保されます。酸化を防ぐ効果も含めて、アルゴンガスや窒素ガスで冷却することもあります。

制御と自動化 : レーザー溶接は高度な制御と位置決めが必要です。ロボットアームやコンピュータ制御システムを使用して、正確な位置合わせとレーザービームの照射を行うことができます。ビームの走査は、溶接加工条件と上手くマッチングさせる必要があり、非常に重要な要素です。特に立体的な材料に対しては、ビームの走査が難しいですが、センサを組み合わせることで高精度に制御する試みもなされています。

具体例

以下には電子部品のレーザー微細溶接の具体例を列挙します。

チップ実装 : 電子基板上にある微細なチップ(半導体デバイス)を接続する際に使用されます。例えば、マイクロプロセッサやメモリチップを基板に接続するために、微細レーザー溶接が用いられます。はんだ付けの場合もあります。

導線接続 : 電子回路内の導線を接続する際に使用されます。微細な導線を正確に位置合わせし、高精度で接続することが可能です。

電子部品の固定 : 電子部品同士を正確に位置合わせして固定するために使用されます。例えば、スイッチやセンサーなどの微細な部品を基板に確実に固定する際に利用されます。

電極接合 : 電子デバイス内の異なる部品間で電気的な接続を行う際に使用されます。例えば、電池やキャパシタなどの電極を接続する際に微細レーザー溶接が適用されます。最近では、特にEV用の電池の接合に多用されています。

封止 : 電子部品を保護するために、微細な封止やカプセル化を行う際に使用されます。このプロセスにより、部品が外部からの影響を受けにくくなります。特に小さい部品の時には、微細レーザー溶接が有効です。

フィラメント接続 : フィラメントや微細な配線を電子部品に接続する際に使用されます。高精度な接続が要求される場面で利用されます。

センサーの組み立て : 高精度なセンサーの組み立てや微細な部品の接続に使用されます。例えば、温度センサーや圧力センサーなどの製造プロセスで微細レーザー溶接が利用されます。

さいごに

このように微細レーザー溶接は、電子機器の製造や組み立てにおいて広く使われており、高い精度と信頼性持っています。今後、様々なレーザーが開発され、活躍の範囲がさらに広がりそうです。

【レーザー】医療機器の進化に寄与する微細レーザー技術

はじめに

医療機器の進化は、近年の技術の発展によって驚くべき成果を上げています。その中でも、微細レーザー技術は医療分野における重要な革新となっています。微細レーザー技術が医療機器の進化にどのように寄与、貢献しているかをまとめてみます。

レーザーの医療への応用

1.高精度な加工と微細な部品の製造:

    1. 微細レーザー技術は、その高い精度と確実な加工能力によって医療機器の製造に大きく貢献しています。例えば人工関節やインプラントデバイスなどの製造においては、微細な部位や複雑な構造を精密に加工することが求められます。スポット径が小さく、短時間に高いエネルギーで加工できる微細レーザー加工技術を用いることで、高い品質と信頼性を持つ部品が加工されます。それにより、高度な医療機器の製造が可能となり、患者の生活の質の向上に寄与します。

2.無痛治療と最小侵襲の実現:

    1. 微細レーザー技術は、医療機器の無痛治療と最小侵襲の実現にも大きく貢献しています。従来の手術方法では、大きな切開や侵襲が必要でしたが、微細レーザー技術を用いることで、非侵襲的な手術や治療が可能となります。これは、適切な波長を選択されたレーザー光は、組織にダメージを与えることなく、病変部位や細胞を破壊することができるためです。これにより、患者の回復期間が短縮され、合併症のリスクが減少します。

3.バイオセンサーとしての応用:

    1. 微細レーザー技術は、医療機器のバイオセンサーとしても重要な役割を果たしています。例えば、血液中の特定の成分や細胞の検査において、微細レーザー技術を使用することで、高感度かつ非侵襲的な検査が可能となります。レーザーの光を利用して、微細な変化や異常を検出することで、早期の病気の診断やモニタリングが可能となります。

さいごに

微細レーザー技術は、医療機器の進化において重要な役割を果たしています。その高精度な加工能力や無痛治療の実現、バイオセンサーとしての応用など、多岐にわたるメリットを提供しています。医療の未来をより良くするためには、微細レーザー技術のさらなる研究と開発が必要です。私たちの日常の健康と幸福に寄与する微細レーザー技術のさらなる進化に期待できます。

【マイクロ溶接】超短パルスレーザーを用いたガラスの微細溶接

ガラス加工のニーズ

ガラスは透明かつ化学的・物理的に安定であるため、多岐にわたる分野で使用される材料の1つです。ガラス部品の製造では多くの場合接合を必要とし、その精密さが製品の性能を大きく左右することも少なくありません。今回紹介する超短パルスレーザーを用いたガラス溶接以外にも、今まで様々な溶接方法が用いられてきましたが、その接合技術の向上は大きな課題となっています。

ガラス加工の難しさ

溶接で一般的に用いられる金属材料とは異なり、ガラス材料は多くの種類のレーザー光を透過する性質を有するため、レーザーを用いた加工は今まで難しいとされてきました。しかし後述する超短パルスレーザーの産業レベルでの実用化が成功し、ガラスを透過しないような極めて高いピークパワーを有するレーザー(超短パルスレーザー)での加工が可能となりました。実際にスマートフォンに使用される平面ガラスの切断では、超短パルスレーザー発信器が活用されています。

超短パルスレーザーの原理

超短パルスレーザーをガラス内部に強く照射すると、非線型プロセスによりレーザー強度の高い焦点付近でのみ吸収が発生し、ガラス表面付近では全く吸収されません。結果として、内部溶融が可能となります。部品の外表面に影響を与えることなく、接合すべき部分のみを洗濯して接合可能なこの方法は部品の構造設計の自由度を大幅に拡大します。

超短パルスレーザーによるガラス溶接のメリット

超短パルスレーザーによるガラス溶接の特徴はなんと言ってもガラスの平面度を阻害せずかつ、高強度での加工が可能な点にあります。これは接着の強さや耐久性、高い劣化耐性が要求される製品にとっては、不可欠な要素となります。

超短パルスレーザーによるガラス溶接のデメリット

欠点がないかのように思われる超短パルスレーザーですが、産業分野で実際に活用するためには大きな課題があります。それは加工スピードの問題です。超短パルスレーザーの加工スピードは10mm/秒程度であり、高速化のためにはさらなる高出力化や高繰り返し周波数化が必要となります。

レーザー以外のガラス接合

加工の難しいガラスの接合ですが、レーザーを用いた接合以外にもいくつかの接合方法が存在します。

接着剤による接合は、大掛かりな設備を必要としないメリットがある反面、長い硬化時間が必要、経年劣化、アウトガスの発生(周辺部材の劣化につながる)、などのデメリットがあります。

ロウ接では、ガラス基板より融点の低いガラス材を差込み、炉内で加熱することにより接着を可能とします。これには、接合強度・耐熱性の低さといったデメリットがあります。さらに、接着材とガラス基板の屈折率の違いにより、光学的応用に悪影響を与えてしまうのも特徴です。

オプティカル・コンタクトはガラス分子間に働くファンデルワールス力を利用した接合方法です。しかしながらその接合強度はガラス基板本来の材料強度よりも2桁劣ってしまいます。

拡散接合法は機械強度を保持したままの接合が可能ですが、高精度の接合面加工と高温下での長時間加熱を必要とし、実用性は極めて低いのが現状です。

CO2レーザーによるガラス溶接との比較

超短パルスレーザーの登場以前、レーザーを用いたガラスの溶接にはCO2レーザーが用いられていました。CO2 レーザーの波長は10.6μm であり、極めて高い吸収率でガラスに吸収されることで金属材料と同様の溶接が可能となります。しかし、CO2レーザーによるガラス溶接はレーザー照射時にガラス表面に発生する熱を利用した技術であるため、レーザー照射部及びその周辺が熱により変形し、ガラス材料の大きな特徴である平面度を維持する事が困難となってしまいます。IoT技術の発展に伴って部品の小型化・高密度化が進み、ガラスの高い平面度を活用した電子機器の必要性は年々高まっています。そのため、ガラス材料の平面度を阻害しない、超短パルスレーザーを用いたガラス溶接技術には大きな期待が高まっています。


 

参照

  

【加工】レーザによる重ね溶接

【前置き】

みなさん、こんにちは! 今日は非常に興味深く、そして、もしかするとこれまで聞いたことのない技術について語ってみようと思います。それは「レーザによる重ね溶接」です。ステイク溶接とも呼ばれています。

 

レーザによる重ね溶接(ステイク溶接)とは

それでは、いよいよ本題に入っていきましょう。「レーザによる重ね溶接(ステイク溶接)」という用語は、ちょっと聞きなれないかもしれませんね。でも、これが結構すごいんですよ!

まず、「レーザ」とは何か、これは知っていますよね? 光を増幅し、強力な光線を作り出す装置のことを指します。まるでSF映画のようにも聞こえますが、今や現実の世界で広く使われているんです。

そして、「重ね溶接」、これは一体何なのでしょう? もっともシンプルに言えば、一つの部品を何層にも重ねて溶接することを指します。それぞれの層が薄いため、とても精密な作業が要求されます。

これら二つを組み合わせたのが、「レーザによる重ね溶接」です。レーザの強力な光線を使って、何層もの薄い部品を溶接し、一つの堅固な部品にするのです。

特に「ステイク溶接」という言葉がついていますが、これは「レーザによる重ね溶接」の一種で、レーザの光線をピンポイントで当てることで、部品の特定の部分だけを溶接する方法を指します。これにより、部品の他の部分を傷つけずに溶接することが可能になります。

まとめると、「レーザによる重ね溶接(ステイク溶接)」は、レーザの強力な光線を使って薄い部品を何層にも重ねて溶接し、その中でも特定の部分だけを精密に溶接する技術なんですね。

いかがでしょうか、すごい技術でしょ? 次はこの技術がどんな課題を解決してくれるのか、それについて見ていきましょう!

 

ステイク溶接を採用することで解決できる課題

さて、先ほどは「レーザによる重ね溶接(ステイク溶接)」が何かを説明しましたね。でも、実際のところ、どうしてこんな特殊な溶接技術が必要なんでしょう? 答えは、これが解決できる課題にありますよ!

一言で言うと、ステイク溶接を採用することで解決できる主な課題は、「精密性と安全性の向上」です。

一般的な溶接技術では、熱による影響が避けられません。部品の形状が変わってしまう、表面が損傷する、強度が低下する…。これらは溶接によって引き起こされる典型的な問題です。

しかし、ステイク溶接ならこれらの問題を大きく軽減できます。なぜなら、レーザをピンポイントで当てることができるからです。溶接したい部分だけを的確に熱することで、他の部分への影響を最小限に抑えることができるのです。

また、部品の小さな部分を溶接する必要がある場合、通常の溶接では難しい作業が求められますよね。でもステイク溶接なら、細かい部分もきれいに溶接することが可能になります。これは特に、電子機器や医療機器など、精密さが求められる分野で大きな助けとなります。

以上のように、ステイク溶接を採用することで、一般的な溶接技術では困難だった「部品の小さな部分の溶接」や「部品全体への影響の最小化」などの課題を解決することが可能になります。

これが、ステイク溶接が持つ真の価値なんですよ。次は、このステイク溶接がどんなメリットを持っているのか、具体的に見ていきましょう!

 

【ステイク溶接のメリット】

最初に挙げられるメリットは、やっぱりその「精密さ」ですね。ステイク溶接を使えば、ミクロン単位の超微細な溶接が可能になるんです。これはまさに「レーザー溶接」の真骨頂。つまり、精密機器の製造においては欠かせない技術なんですよ!

次に、これが本当にすごいんですが、「物質に対する影響が少ない」こと。レーザーによる熱の影響は極めて局所的で、溶接箇所以外への影響を最小限に抑えることができます。つまり、高品質な製品を作る上で、これ以上ないくらい理想的な溶接方法といえるでしょう。

そして、「作業時間の短縮」も見逃せません。レーザーによるステイク溶接は、トラディショナルな溶接技術と比べて大幅に時間を短縮できるんです。これは、生産性向上に大いに貢献しますよ。

さらに、”クリーン”な溶接が可能な点も見逃せません。レーザー溶接は、焼けやスパッタなどの不純物をほとんど発生させない。つまり、製品のクリーンさを維持することができるんです。

もちろん、すべてがメリットだけではありません。設備投資が必要だったり、操作には専門知識が必要だったりと、ハードルは存在します。しかし、そのメリットを考えれば、それらをクリアする価値は十分にあるといえるでしょう。

これがステイク溶接の真のメリットです。次は、この全てをまとめて、ステイク溶接がなぜ「打痕なく綺麗に溶接ができる」のか、その理由を見ていきましょう!

まとめ:打痕なく綺麗に溶接ができる!

というわけで、我々が今日までに見てきたステイク溶接、そしてそれが如何に「打痕なく綺麗に溶接ができる」か、そのエッセンスをしっかりと把握できましたか?

まず始めに、レーザによる重ね溶接、つまりステイク溶接の原理を掘り下げました。この超精密なレーザ技術が、どのようにして微細な部分をピンポイントで溶接するのか、そのメカニズムについて触れましたね。

次に、その結果として解決できる課題について考えてみました。従来の溶接法では到底難しかった微細な溶接が、このステイク溶接によって可能になる。それによりどんな問題が解消できるのか、その具体的な例を見ました。

さらに、ステイク溶接の数々のメリットについても詳しく掘り下げました。精密さ、溶接範囲への最小限の影響、作業時間の短縮、クリーンな溶接――これら全てが、ステイク溶接が提供する強力なベネフィットです。

だからこそ、ステイク溶接は「打痕なく綺麗に溶接ができる」んです。そこには確固たる理由と、それを支える技術的な根拠が存在するのです。

もちろん、全てがうまくいくわけではありません。設備投資や専門的な知識が必要など、課題はまだまだあります。ですが、その労力とコストを考えても、ステイク溶接がもたらすメリットは十分に価値があると言えるでしょう。

この記事が、あなたがステイク溶接という驚くべき技術について理解を深める手助けとなることを心から願っています。今後とも、最新の技術とその可能性について、一緒に探求していきましょう!


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!この記事が役立つと思ったら、是非シェアをお願いします。

 

参考

重ね溶接の強度の確保と仕上げ作業の軽減
ファイバーレーザー溶接『ステイク溶接』スポット溶接の打痕問題解消
日本工業規格 JIS Z 3001-5:2013

 

【加工】微細レーザ溶接とAI(人工知能)の融合がもたらす製品製造の革新

はじめに

ChatGPT に代表される「生成AI」が非常に注目を集めています。人間と自然に対話するような回答を得られ、市民権を得ているように見えます。これは、大規模言語モデルという膨大なデータによる学習のたまもので、その学習は継続してすすめられ、より高度なモデルもリリースされています。

このような、AIを使って、製造業は変わるのでしょうか?どのようなメリットがありそうでしょうか?そのあたりを ChatGPT と会話することで探ってみたいと思います。

レーザとAI

製造業は、技術の進化により大きな変革を遂げてきました。その中でも、微細レーザー溶接とAI(人工知能)の組み合わせは、製品製造における新たな可能性を切り拓くと期待されます。この組み合わせによって、製品の自動化、品質向上、予知保全などの特長が実現され、効率的で高品質な製品製造が可能となりました。本記事では、微細レーザ溶接とAIの融合による製品製造の革新について詳しく探っていきます。

  1. 自動化と効率化: AIの能力を利用することで、製品製造プロセスの自動化と効率化が実現されます。AIは大量のデータを解析し、レーザ溶接の最適なパラメータや製品の品質に影響を与える要素を把握します。これにより、製造ラインの監視や制御をリアルタイムに行い、生産効率を最大化することができます。また、AIは学習能力を持つため、継続的な改善や最適化を行いながら、より効率的な製造プロセスを実現することができます。
  2. 品質向上と欠陥検出: 微細レーザ溶接においては、微小な欠陥や不良箇所の検出が重要です。AIは高度なパターン認識や機械学習のアルゴリズムを活用して、製品の品質向上と欠陥検出に貢献します。大量のデータを分析し、製品の異常を迅速に検出することで、製品の品質を向上させることができます。さらに、AIは常に学習し続けるため、製品の製造プロセスにおける微細なパラメータの調整や改善を実施することが可能です。
  3. 予知保全とメンテナンス: AIの能力を活用することで、微細レーザ溶接装置の予知保全とメンテナンスを行うことができます。AIはセンサデータやプロセスデータをリアルタイムで監視し、異常なパターンや故障の兆候を検出します。これにより、機器のトラブルや停止を予測し、適切なメンテナンスを行うことで生産ラインの停止時間を最小限に抑えることができます。また、予知保全によるメンテナンス計画の最適化により、生産設備の寿命を延ばし、製品の安定供給を確保することができます。

まとめ

微細レーザ溶接とAIの融合による製品製造の革新は、自動化、品質向上、予知保全などの面で大きな利点をもたらします。AIの能力を活かしながら、レーザ加工技術を統合することで、製品製造業界はより効率的かつ革新的な方法で製品を生み出すことが可能となります。今後の技術の進化とAIの発展に期待しながら、製品製造業界の未来はさらなる進化と革新に向けて進んでいくことでしょう。

さいごに

以上は、AIと共同で生成した文章です。詳細までは記述できていませんが、大筋では正しいことを説明しているようです。この記事は、AIとレーザの融合を探る試験のようなものですが、現実世界でもレーザとAIの融合は、すぐそこまで来ているように感じます。

 

【加工】微細レーザー溶接と3Dプリンター技術の組み合わせによる革新的な製品製造

はじめに

製品製造の世界では、技術の進歩によって新たな可能性が広がっています。その中でも、微細レーザー溶接や精密3Dプリンターなど微細な加工を行う技術は特に注目されています。

これらの技術を組み合わせることにより、さらに複雑な構造や多様な素材を持つ製品の製造が可能となり、既存の考えにとらわれない柔軟な形状の部品の加工や、修復や改修も実現できる道筋が見えてきました。

本記事では、今、注目されている微細レーザー溶接と3Dプリンター技術の組み合わせによる製品製造の特長について探っていきます。

技術

微細レーザー溶接と精密3Dプリンターは、それぞれが単独でも魅力的な技術です。

微細レーザー溶接では、従来よりかなり小さな部品を溶接できます。トレンドとなっている大出力レーザーではなく、小出力高精度レーザーを用いることで微細な溶接を実現できます。多くは、パルスモードのファイバーレーザーや短パルスレーザーなど、極々微小な時間で加工を完了させるレーザー光源を用います。

一方、金属粉末を焼結させて造形する3Dプリンタは、層を積層させるようにして立体構造を作り上げていきます。ステンレスなどの金属粉は数十㎛と微小で微細な構造体を作ることができます。金属粉体の溶融には、同じくレーザーを用いますが、こちらは連続発振のレーザーを走査して任意の層構造を実現しています。

これらを合わせることで、柔軟な立体形状を型を用いることな多品種大量に低コストで実現できます。

3Dプリンターで造形した部品を微細レーザー溶接で接合したり、逆に、微細レーザー溶接で接合した部品をさらに3Dプリンターで追加造形することが検討されています。

特徴

以下のような特徴があります。

  1. 複雑な構造の実現: 3Dプリンター技術は、コンピューター制御の層積重ねにより製品を作り出す革新的な方法です。この技術を微細レーザー溶接と組み合わせることで、複雑な形状や内部構造を持つ製品を実現することができます。たとえば、医療機器や航空機部品など、厳密な要件を持つ製品において、高度なデザインと機能性を兼ね備えた製品を作り出すことが可能です。
  2. 素材の多様性と耐久性: 3Dプリンター技術は、様々な種類の素材を使用して製品を作成することができます。また、微細レーザー溶接によって異なる素材同士を溶接することができるため、複合素材や異種素材の組み合わせによる製品を製造することができます。この組み合わせによって、製品の耐久性や強度を向上させることができます。さらに、素材の選択肢が広がることで、製品の特性に合わせた最適な素材を選ぶことができます。
  3. 修復と改修の容易さ: 微細レーザー溶接と3Dプリンター技術の組み合わせにより、既存の製品の修復や改修が容易になります。破損した部分をレーザー溶接で修復したり、新しい部品を3Dプリンターで作成して交換することができます。これにより、製品の寿命を延ばすだけでなく、カスタマイズやアップグレードも容易に行うことができます。製品の修復や改修が簡単に行えることで、継続的なメンテナンスや製品のアフターサービスもスムーズに行えます。

さいごに

微細レーザー溶接と3Dプリンター技術の組み合わせは、製品製造における革新的な手法です。複雑な構造の製品の実現や多様な素材の利用、修復と改修の容易さなど、さまざまな特長があります。この組み合わせは、製品のデザインや機能性を向上させるだけでなく、効率的な製造プロセスを可能にします。今後の技術の発展とともに、微細レーザー溶接と3Dプリンター技術の組み合わせがますます重要な役割を果たすことが期待されます。

【加工】レーザによるスポット溶接

はじめに

溶接は、2つ以上の材料を結合するための手法であり、多くの産業で広く利用されています。しかし、その溶接にはサイズ的に大小さまざまなスケールが存在しています。その中でも微細レーザ溶接と(電気的なマクロな)スポット溶接は特に興味深い比較対象となります。

スポット溶接

形態と方法

溶接形態には様々ありますが、その中でもスポット溶接とは、金属を溶接するための一般的な方法で、2つの金属片の接触部分をスポット(点)で加熱し、金属を溶かし、一体化させる方法です。通常は電気で加熱することが行われます。

溶接手法の点では、微細レーザ溶接があります。これは、名前の通り、レーザ光を用いて微細な溶接を行う方法です。この技術は、繊細な部品や高精度を必要とするアプリケーションにとって最適であり、微細で精密な加工ができるレーザの特長をいかした溶接手法と言えます。

電気を用いたスポット溶接と微細レーザスポット溶接の違いは、使用するエネルギー源とその精度にあります。電気的なスポット溶接は電気を使用し、微細レーザ溶接はレーザ光を使用します。

電気的なマクロなスポット溶接は、溶接棒を接触させて加工します。スポットサイズがmmレベル以上と大きく、その形状の精度も高くありません。

一方で微細レーザスポット溶接は、非接触レーザを使用して金属を溶接する非接触プロセスです。レーザは、正確で再現性のあるエネルギーと持続時間を制御できます。このレーザ光が部品上の一点(1mm以下でも制御可能)に集中すると、エネルギー密度は非常に大きくなります。この光エネルギーは材料に吸収され、焦点を当てたビームが金属の一部を穿孔し、蒸発させ、溶融させる「キーホール効果」を引き起こします。レーザ照射が終わると、キーホール周辺の溶融金属が戻り、固化して小さなスポット溶接を作り出します。この全過程は数ミリ秒しかかかりません​1​。

レーザは毎秒多くのパルスを放つことができ、作業物や光学部品を移動させることで、別々の「スポット」溶接または一連の重なるスポット溶接を作り出すことができます。これを連続的に実施することで密閉されたレーザシーム溶接を作成することが可能です​1​。

このように、微細スポット溶接では、幅が0.1nm以下と微小な範囲の溶接に威力を発揮します。また、深さの調整も可能で、nm~mmオーダーまで幅広い特長があります。加工速度も速く、溶接速度は数メートル/秒と高速です​1​。

この技術は幅広い範囲の材料に適用できることも特長です。例えば、鉄鋼、ニッケル合金、チタン、アルミニウム、銅などの金属、PET、PEN、アクリルなどの樹脂も溶接できます。

応用例

微細レーザスポット溶接の典型的な応用例としては、100マイクロスポット溶接以下のコイル溶接、銅タブをスチールバッテリー缶への高速溶接、ワイヤーのリングスポット溶接、医療器具の溶接などがあります​1​。

レーザスポット溶接は一般的なレーザ溶接と比べて、更に精密な操作が可能であり、その結果としてより微細な部品の結合が可能になります。電子部品や医療機器など、微細な部品を使用する産業にとって非常に価値があります。これが、微細レーザ溶接が高付加価値を生み出すと言われる理由です。

さいごに

微細レーザスポット溶接は、通常の電気的なスポット溶接より、微細な範囲を正確に溶接できる特徴があります。そのサイズ、高速性から付加価値の高い溶接方法であると言えます。

マイクロエッヂプロセス株式会社では、レーザ微細溶接を得意としております。ご要望がありましたら、お気軽にお問合せください。

【加工】レーザによるキーホール型溶接

はじめに

レーザ溶接の一つに「キーホール型溶接」という方法があります。この技術は、自動車、航空宇宙、医療機器などの製造業界で広く用いられており、その精密さと効率性から多大な評価を受けています。

キーホール型溶接とは?

まず、キーホール型溶接とは何か、その基本的なプロセスを説明いたします。

この溶接は、レーザビームの照射によって材料を溶融し、深い「キーホール」と呼ばれる穴を作り出します。レーザが素材に浸透すると、キーホールはレーザビームに続いて移動し、素材が再び固化するときには、一連の連続した接合部を形成します。このプロセスは、比較的深い接合部を作り出すことができるため、厚い部品の溶接に特に有用です。

このように、穴(キーホール)を空けて、複数の素材を溶接して結合することを「キーホール型溶接」といいます。

特徴

キーホール型溶接の特長は、その精度と効率性にあります。

レーザビームは直接、特定の領域に熱を供給するため、溶接の精度が高く、また、迅速な冷却が可能です。これにより、部品の変形や損傷のリスクが低減し、高品質な製品の製造が可能になります。

レーザでの得意な溶接手法と言えるでしょう。

キーホール型溶接の応用例

具体的な使用例を紹介します。

  • 重機製造
    • 大型機器や装置の製造において、厚い鋼板を結合するためにキーホール型溶接が利用されます。
  • 造船
    • 造船業では船の船体やその他の構造物の製造において、厚い鋼板を結合するために利用されます。
  • 航空宇宙
    • 航空機や宇宙船の部品を製造する際に、強度と精度が求められます。キーホール型溶接は、そのような要求を満たすための技術として利用されます。
  • 自動車
    • 自動車のボディパーツやエンジン部品の製造において、キーホール型溶接が利用されます。これは、自動車部品の製造では、強度、耐久性、そして精度が重要な要素となるからです。
  • 建築・土木
    • 建築物やインフラの製造において、鉄骨や他の構造材料を結合するためにキーホール型溶接が利用されます。

この技術は、産業界全体でその有用性と効率性から高く評価されています。今後も、さらなる技術進歩とともに、その使用範囲は広がっていくと考えられます。

 

参考

– Laser Welding Modes: Conduction, Transition, & Keyhole Welding – Baison

–  Laser and Laser-Arc Hybrid Welding in European Shipbuilding – TWI